初めてのオーガニックコスメスキンケア。美肌の土台を作ってくれたマルティナ

マルティナ社は、創始者であるマルティナ・ゲブハルト女史1986年に設立された歴史あるドイツのオーガニックコスメブランド。ドイツ・バイエルン地方にある自然保護区域にあります。
ご自身が3歳の頃に負った頬のケガ（犬に噛まれた！）。16歳になっても消えない傷跡が医師から教えてもらったハーブの調合で3〜4年後にきれいに治ったこと、そして思春期のひどいニキビも治まったことから、治癒力を高めるハーブの力と可能性に感動し、肌と薬草、自然療法の研究を始めたのがマルティナ社のはじまりです。

なので、マルティナ社の理念は、「植物の力をいかして肌自身の再生力を高める」ということ。自身の体験から実感したのだから説得力ありますよね。

そしてわたしも自分の体験からマルティナの底力を実感しています。本格的なオーガニックスキンケアを始めたのがマルティナ。ケアを始めてから一度は顔がボロボロになり、乾燥して象のようなお肌になってしまったものの、そのお肌の下から蘇ったお肌は本当にぴっかぴかで、当時出かける先々で「お肌が輝いていますね」と言われたこと、今でも昨日のことのように覚えています。
そして今、ちょっとやそっとじゃゆるがない安定した美肌があるのも、マルティナがお肌の土台作りをサポートしてくれたおかげだと思っています。

修道院で作られるコスメたち

マルティナコスメといえば修道院で製造されているというのも有名なお話。2014年、11世紀に建立された歴史的な修道院ヴェッソブルン（Wessobrunn）修道院に一部拠点が移され、現在はオフィス、製造所として利用。こんなに自然豊かで美しい環境の中で作られているとは・・・一度は訪れてみたいと思うのはわたしだけでしょうか。

現在はマルティナ女史の息子さんがマルティナを引き継いでいて、もちろん製法や方針も一切変えずに世界24カ国で愛されるマルティナ製品を日々製造し続けていらっしゃいます。

マルティナの原料へのこだわりとセラピスト目線の考え方

マルティナ製品は、石油系合成成分で作られた原材料は一切使用せず、認証された有機栽培農法で栽培された作物を使って作られています。中でもdemeter（デメター）認証を取得した作物を原料としていることは、マルティナの原料への最大のこだわり、特徴だと思います。

demeter（デメター）認証とは世界で最も認証基準が厳しいと言われているドイツのオーガニック認証の一つで、ルドルフ・シュタイナーが提唱しているバイオダイナミック有機栽培農法を規定どおりに実施して栽培された植物を使用しています。

動物性原料は、蜂生成物質と羊毛から得られる油脂のみで、植物からエキスを抽出する際には合成溶媒は使われていません。

ただし乳化剤には、ココナッツ油、オリーブ油、パーム油由来の合成成分が使用されています。
マルティナは「石油系」の合成成分は使用していませんが、合成成分そのものが使われていないというわけではなく、植物を原料にした合成成分は使用されています。
ここは少し注意が必要で、たとえ原料が石油ではなく植物であっても、合成されてできあがった成分は化学式としては同じで、天然の成分ではありません。つまり、原料が植物だというだけで、自然界には存在しない成分だという意味では同じなんですね。オーガニックコスメセラピスト目線では、マルティナ製品でスキンケアをしていく上では押さえておきたい成分のポイントだと思います。

オリエンタルでスパイシーな香り。日本女性の肌に合いそうな和漢処方

マルティナのジンセナシリーズは、お肌への効果を実感する人が多い人気のシリーズ。・・・ではあるのですが、個人的にはそれぞれのタイミングがものすごくはっきりあるシリーズのような気がしています。あくまでわたしの体感ですが、オーガニックコスメが初めましての人や、年齢お若めの人（ご自身では自覚していなくてもまだまだ肌そのものに元気がある人）は、使ってみてもピンとこないとか、いまひとつ良さがわからないと感じて離れてしまうケースが多いような・・・。
実際、わたし自身も一度トライして一度離れてしまった経験の持ち主。そしてここ最近になって、ジンセナめっちゃいい！！！とその良さをひしひしと感じています。
お肌を活性化させ、代謝を促す、細胞を再生する力がある高麗人参や、更年期にも働きかけるメリッサの作用を思えばやはり年齢肌寄りのアイテムかなと思うので、必要とするタイミングを選んでしまうのもうなずけます。プレエイジングとマルティナは言いますが、わたしはガチのエイジングシリーズではないかと思っています。
ドイツコスメでありながら、高麗人参、ジンジャーの香りがとてもオリエンタルで、お肌への作用も香りの作用もどちらも日本女性にとてもマッチしそうなシリーズです。